フレンチデピュティ産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第7位】ひっくり返るほどやばい…43.4倍を覆して…
1997年にアメリカで種牡馬入りし、2001年に日本へ輸入されたフレンチデピュティ。計23年間、種牡馬として活躍した。04年にはJRAファーストシーズンリーディングサイアーの座にも輝き、国内ではG1馬を6頭輩出。今回は、そんな名種牡馬フレンチデピュティの産駒から、獲得賞金順にトップ10を紹介する。今回は第7位。
7位 レジネッタ(2億7,390万4,000円)
性別:牝馬
戦績:28戦4勝 [4-1-5-18]
主な勝ち鞍:08年桜花賞(G1)
2008年の桜花賞を単勝43.4倍で12番人気の低評価を覆して制したレジネッタが7位にランクインした。
常に後方で待機し、直線で末脚を伸ばして上位に進出する姿が印象的だったレジネッタは、2歳9月の札幌開催でデビューした。2戦目で勝ち上がると、11月の条件クラスも快勝し、2連勝。1200万円を得た勢いで2歳女王決定戦の阪神JFにも挑戦した。6着に敗れたが、3歳時にはエルフィンSから始動して3着、続く桜花賞トライアルのフィリーズレビューでも3着に食い込み、あわせて1800万円ほどの賞金を加算。
本番の桜花賞では、主役不在の混戦模様の中、ゴール前で差し切り、上位9頭までが0秒5差の中にひしめく大激戦に断を下し、優勝賞金約1億2000万円を手にした。2着に15番人気のエフティマイア、3着には5番人気のソーマジックが入り、3連単はJRA・G1で歴代4位(2025年6月15日終了時点)の700万2920円という高額払い戻し記録となった。
その後もオークスで3着、8月のクイーンSで2着、秋のローズSでも3着に好走し、3歳時のこの年、1億9613万円ゲットと、通算獲得額の70%以上にあたる賞金を稼ぎ出すにいたった。4歳時は8戦して未勝利で、賞金1700万円超の上積みに留まり、5歳時も8戦消化で、久しぶりのG1挑戦となったエリザベス女王杯では11着に敗退。3歳時のような勢いにはなかった中、4月の福島牝馬Sで桜花賞以来、約2年ぶりの勝利を重賞2勝目で飾り、3800万円超を手にした。
この1勝は、古馬となってからでも力は落ち込まないことを証明したもので、レジネッタとしても、また父フレンチデピュティにとっても価値ある勝利となった。
【了】
(文●TOM)
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