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クロフネ産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第7位】やばすぎる強さ…歴史に名を残す名スプリンター

text by 目白明

2001年、外国産馬として史上初めて日本ダービーに出走したクロフネは、日本競馬史上最強のダート馬とも称された。種牡馬としても大活躍し、19年連続JRA重賞勝利を挙げる歴代1位タイ記録を樹立。多くの産駒にポテンシャルが受け継がれた。本稿では、クロフネ産駒の中で獲得賞金額が高い馬をランキング形式で紹介する。今回は第7位。

2008年スプリンターズSを制したスリープレスナイト
2008年スプリンターズSを制したスリープレスナイト

7位 スリープレスナイト (3億7,316万5000円)

性別:牝馬
戦績:18戦9勝[ 9-6-1-2 ]
主な勝ち鞍:08年スプリンターズS(G1)、CBC賞(G3)、北九州記念(G3)

 芝、ダート問わず1200m戦では連対率100%を誇る、クロフネ産駒生粋の名スプリンターであるスリープレスナイトが、第7位にランク入りした。

 デビューから3戦目のダート1200m戦で初勝利を挙げると、2着を挟んで、3連勝でオープン入りしたスリープレスナイト。オープン戦では3戦するが、最高が2着と、勝利を挙げられなかった。この年は、10戦4勝、2着3回、3着1回、それ以外も5着と全て掲示板圏内で、約6500万円を獲得した。

 4歳時は始動戦で2着に入ると、その後のダート1200mのオープン戦を連勝。その後出走したCBC賞では、重賞初挑戦、芝未勝利ながらも終始好位で楽な手応えのまま、最後の直線で早々に抜け出し1着でゴール。芝初勝利を重賞で飾ったスリープレスナイトは、続く北九州記念も勝利して、芝短距離重賞を連勝した。

 迎えたスプリンターズSでは、初めてのG1ながら1番人気に支持された。直線で鮮やかに抜け出すと、キンシャサノキセキの追撃を退け、5連勝でG1初制覇を飾った。この年は6戦5勝、重賞はG1を含む3勝で、約2.4億円を獲得したスリープレスナイトは、最優秀短距離馬に選出された。

 スプリント女王としてさらなる飛躍が期待された5歳時。高松宮記念では直線で逃げたローレルゲレイロを一旦は捕まえるも、差し返されて2着。スプリントG1連覇とはならず、休養を挟みセントウルSに出走するも、またしても2着に終わる。その後、スプリンターズSの連覇を目指したが、屈腱炎を発症して引退を強いられた。総額3.7億円を獲得したスリープレスナイトは、9勝の全てが1200m戦で、連対率も100%と、歴史に名を残すクロフネ産駒生粋の名スプリンターだった。

【了】

(文●目白明

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