アグネスタキオン産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第1位】幻の最強女王…!真の強さは見せぬまま…
“幻の三冠馬”と呼ばれたアグネスタキオン。大種牡馬サンデーサイレンスの後継として種牡馬入りし、2008年にリーディングサイアーの座を獲得。11歳で早世したものの、G1馬6頭を送り出すなど、種牡馬としても大活躍した。超高速で時代を駆け抜けた名種牡馬の産駒たちの中から、獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第1位。
1位 ダイワスカーレット(7億8,668万5,000円)
性別:牝馬
戦績:12戦8勝 [8-4-0-0]
主な勝ち鞍:07年桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)、08年有馬記念(G1)
堂々のトップに君臨したのは、G1を4勝、12戦して連対率100%のまま競走生活を走り切った名牝ダイワスカーレットだった。
2戦2勝の2歳時は賞金2322万円ほどを獲得。3歳時は専ら、こちらも日本ダービーを制すことになる女傑ウオッカとのライバル関係を構築し、激戦を繰り広げた。
チューリップ賞では、そのウオッカの後塵をなめたが、本番の桜花賞で逆転し、賞金1億1000万円超を得た。
ダイワスカーレットは、ウオッカがダービーに向かうことで、「1強」と目されたオークスを感冒で回避となり、秋へしばしの休養となった。
復帰戦のローズSを快勝し、秋華賞ではウオッカとの再戦で、2強ムードとなったが、結果はダイワスカーレットの完勝で幕を閉じた。続くエリザベス女王杯も快勝。有馬記念でも2着に粘走し、この年は計4億6139万円という大金を手にした。
翌年は産経大阪杯を完勝発進したが、管骨瘤を患って、復帰は秋の天皇賞までずれ込んだ。ウオッカとの最後の対決となったが、伝説の「2センチ差」の惜敗となるも、驚異的な粘り腰は競馬ファンの心を熱くした。
結果的にラストランとなった有馬記念では並み居る強敵を相手に、逃げて1番人気に応える横綱相撲で完勝。この年、3億207万円を稼ぎ出したが、翌年に陣営から壮大な海外遠征プランも出たなかで、左前浅屈腱炎を発症。
すべてが幻となり、その本当の強さは謎に包まれたまま繁殖入りした。
【了】
(文●TOM)
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