今週末は春のマイル女王決定戦「ヴィクトリアマイル」が開催される。ルメール様は一番人気が予想されるアスコリピチェーノに騎乗予定だ。しかし、G1で12連敗中とまさかの絶不調。濃い霧から抜け出せない状況となっている。というわけで、今回は 『ルメール自信あります専門家』の中毒じゃない象さんが、ルメール様の覚醒のときを分析する。

あのルメール様が、G1で12連敗中…

春のG1戦線が進む中、我らルメール信者の心には、拭いきれぬ不安と、消えぬ希望が同居している。

あのルメール様が、G1で12連敗中である。

去年、秋華賞と菊花賞を連勝し、「今年のルメール様は何勝するのか」と沸き立ったあの日から、もう半年近くが経った。それなのに、いまだにG1で一度も勝利を掴めていない。

だが、試練のときこそ信仰は試される。

そんな中、やって来るのが今週末のヴィクトリアマイルである。

これは我々ルメール信者にとって、まさに大いなる希望となる。

まず、これは誰もが知っていることであるが、東京競馬場はルメール様の庭である。

■ルメール様の競馬場別成績（芝）過去5年

こちらを見てもらったら分かる通り、ルメール様の新潟・東京での成績はずば抜けている。複勝率6割超など尋常ではない。

アーモンドアイ、グランアレグリア、……多くの名牝たちと、この競馬場で勝利の栄光を掴んできた。直線長く、位置取りと仕掛けの精度が問われるコースは、ルメール様の冷静な判断と技術力が最大限に発揮できる場所なのである。