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まさかの結末…ヴィクトリアマイル走破タイムトップテン【第1位】衝撃の大逆転で塗り替えまくった異次元の記録

text by 目白明

今年で20回目を迎える、古馬牝馬限定のG1「ヴィクトリアマイル」。マイル女王を決めるこの一戦では、多くの女傑たちが熾烈な争いを繰り広げてきた。その華麗で熱い歴史の中で、最速タイムを刻んだのはどの馬なのか?ランキング形式でじっくりと振り返っていく。今回は第1位。

2019年ヴィクトリアマイルを制したノームコア
2019年ヴィクトリアマイルを制したノームコア

1位: 1分30秒5
2019年 ノームコア (天候:晴 馬場:良)

 第1位は、2019年ノームコアが記録した1分30秒5だった。

 2019年に勝ったノームコアは、従来のコースレコードを0秒8も更新したうえ、東京マイルのレコードとなる1分30秒5の勝ちタイムでG1初制覇を果たした。

 スタートするとアエロリットが気合いをつけてハナを奪い、レースの主導権を握った。これにアマルフィコースト、ミッキーチャーム、クロコスミアらが続き、1番人気のラッキーライラック、その外からソウルスターリングが続き、ノームコアは中団9番手につけた。逃げるアエロリットは前半800mを44秒8のハイペースで飛ばす。

 4コーナーを過ぎて、後続に3馬身突き放したアエロリットが先頭で直線に入る。ここで後続の各馬が、懸命に逃げるアエロリットを追い掛ける。馬場の真ん中から、ラッキーライラックが脚を伸ばし、その外からは、ノームコアも追撃態勢に。大外からは、プリモシーンが上がってくる。さらに、ラッキーライラックの内からクロコスミアも伸びてくる。

 残り200mを切って脚が鈍ったアエロリットに、ノームコア、ラッキーライラック、クロコスミアの4頭が襲いかかり、ゴール直前で先頭に躍り出たノームコアが先頭でフィニッシュ。1分30秒5という大記録で、ヴィクトリアマイル走破タイムのチャンピオンとなった。

【了】

(文●目白明

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