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「桜花賞史上最速馬は?」歴代走破タイムランキング【1位】そりゃ人気出るわ!強くてかわいい白毛のアイドル

text by 目白明

毎年、クラシックシーズンの幕開けを飾る若き牝馬たちの戦い、桜花賞。歴代の優勝馬には、後のスターホースが数多く名を連ねている。 スピードや瞬発力が問われる桜花賞で、最速のタイムを叩き出したのはどの馬なのか? ランキング形式でじっくりと振り返る。

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第81回桜花賞を制した時のソダシ

1位: 2021年 ソダシ(タイム:1分31秒1 天候:曇 馬場:良)

 第1位は、2021年にソダシが記録した1分31秒1だった。

 この年の桜花賞は、前年の阪神ジュベナイルフィリーズで白毛馬として初めてG1を制したソダシと、2着に敗れたサトノレイナスが共に前哨戦を使わずに参戦。白毛馬として史上初のクラシック制覇を目指したソダシが、無敗で桜の女王に輝いた。

 スタート直後、まずはストゥーティがハナを切り、その後にソダシらが続いた。1番人気のサトノレイナスは若干出遅れて、後方からの競馬となった。前半800mを45秒2で進み、先頭はメイケイエールとなり4コーナーへ。ソダシは前のメイケイエール、ストゥーティを追い掛ける3番手をキープ、サトノレイナスは依然として後方のまま、最後の直線へ。

 直線に入ると、メイケイエールが一杯となり、代わりに先頭に立ったストゥーティを、ソダシが交わしにかかる。残り200mを切って、ソダシが先頭に抜け出すと、それを後続から追い掛けた、ファインルージュが2番手に上がり、その外からサトノレイナスが猛然と追い上げる。

 それでも最後は、ソダシがサトノレイナスをクビ差で振り切ってゴール。無傷の5連勝で、史上初となる白毛馬による、クラシック制覇を果たした。勝ちタイム1分31秒1は桜花賞のレースレコードとなった。

【了】

(文●目白明

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