【2024年JRAリーディングサイアートップテン】ディープ、キンカメ亡き後の産駒賞金王は誰だ!
1年間の産駒の獲得賞金によって決まるリーディングサイアー。ディープインパクトやキングカメハメハ産駒の減少により、勢力図が大きく変化する中、2024年のランキングが発表された。果たして頂点に立ったのはどの種牡馬か。本記事では、毎年注目のJRAリーディングサイアーをランキング形式でじっくりと振り返る。
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10位 ディープインパクト(17億8,934万円)
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■2024年の重賞勝利産駒
シュヴァリエローズ(ステイヤーズS、京都大賞典)
プラダリア(京都記念)
プログノーシス(金鯱賞)
ヨーホーレイク(鳴尾記念)
レッドラディエンス(七夕賞)
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第10位には、2012年から22年まで10年連続でリーディングサイアーに輝いたディープインパクトがランクインした。2019年にこの世を去り、2020年生まれが最終世代のため、現役産駒が減少。2024年の出走頭数は128頭だったが、29勝を挙げ、そのうち6勝が重賞という成績を残した。
5歳馬のプラダリアが2月の京都記念を制して、産駒の15年連続の重賞制覇を記録すると、翌月にはプログノーシスも金鯱賞を制覇。さらに6月の鳴尾記念では、ヨーホーレイクが約2年5か月ぶりとなる重賞制覇を果たした。この勢いで、デビュー2年目から続いている14年連続の産駒のG1勝利も期待されたが、2024年のG1における最高成績は、ヴィクトリアマイルでのフィアスプライドと有馬記念でのシャフリヤールの2着にとどまり、G1連勝記録は13年で途絶えた。
しかし、暮れの有馬記念にはプログノーシス、ジャスティンパレス、シャフリヤールの3頭が出走して、シャフリヤールが2着に食い込んだ。その結果、キタサンブラック産駒をわずか2000万円上回る総額17億8934万円を獲得し、滑り込みで14年連続でのリーディングサイアートップ10入りを果たした。