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2025年ステイヤーズSを制した時のホーエリート
2025年ステイヤーズSを制した時のホーエリート

2026年11月8日(日)に東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(GⅡ・芝2500m)。過去10年の前走レース別成績を検証し、京都大賞典組の苦戦傾向と、好走が期待できる臨戦過程を探る。【2/2ページ】

■好走ローテーションと注目馬

 今年のアルゼンチン共和国杯で、データ面から積極的に狙いたいのが4歳勢だ。

 まず注目したいのは、目黒記念を制して参戦する4歳牡馬ファイアンクランツ。過去10年の目黒記念組は【1-1-0-7】で、複勝率22.2%と突出した数字ではない。しかし、今回と同じ東京芝2500mの重賞を勝っている点は大きな強みだ。

 さらに、年齢別では4歳馬が【4-4-5-21】、複勝率38.2%と優秀な成績を残している。この二つの材料を考えれば、高く評価してよい一頭だろう。

 同じ4歳馬では、ミラージュナイトも気になる存在。前走の札幌日経賞を勝利しており、同組は過去10年で【0-2-0-2】。勝ち馬こそ出ていないものの、4頭中2頭が2着に好走している。

 過去10年で前走1着馬は【3-3-5-13】、複勝率45.8%。ミラージュナイトは2走前の目黒記念でも4着しており、東京2500mを経験済みなのも悪くない。

 さらに、昨年のクラシック戦線で存在感を示したレッドバンデも有力候補だ。セントライト記念3着、菊花賞5着という実績に加え、東京芝2400mでは3戦3勝。前走の昇仙峡ステークスも勝利しており、4歳馬という年齢面も含めて積極的に拾いたい。

 一方、前走のローテーションだけを見て飛びつくのは危険と考えたいのが、ビザンチンドリームとホーエリートの実績馬2頭だ。

 過去10年の前走宝塚記念組は【2-0-0-4】、天皇賞(春)組も【1-1-0-2】と、いずれも好成績を残している。

 しかし、ビザンチンドリームは宝塚記念15着、ホーエリートは天皇賞(春)14着からの休み明け。前走11着以下の馬が過去10年で【0-0-0-33】と全滅していることを考えると、ローテーションの好成績をそのまま評価するわけにはいかない。

 さらに気になるのが、両馬に課されたハンデだ。

 ビザンチンドリームは59.5キロのトップハンデ。過去には1991年のホワイトストーンが60キロを背負い、1番人気で15着。1994年のムッシュシェクルも60キロで3番人気11着に敗れた。昨年のローシャムパークも59.5キロを課され、5番人気12着に終わっている。

 いずれも重いハンデを背負って人気を裏切っており、今回のビザンチンドリームにとっても59.5キロは楽な条件ではない。

 一方、ホーエリートの56.5キロも牝馬としてはかなり厳しい斤量だ。1990年にはサンドピアリスが56キロを背負って5番人気6着に敗れており、牝馬が重いハンデを克服するのは容易ではない。

 しかもホーエリートは昨年のアルゼンチン共和国杯に55.5キロで出走し、2番人気6着。今年はそこから1キロ増となるだけに、積極的に買いたくなる材料とは言い難い。

 馬券的には4歳馬と前走好走馬を重ねて絞る方が面白そう。ファイアンクランツ、ミラージュナイト、レッドバンデなどを厚めに評価しつつ、ここからどう広げていくのか。

 相性のあまり良くない京都大賞典組は10着以内までと機械的に決め、前走2着マイネルエンペラー、6着ウエストナウ、10着ショウナンラプンタまでを相手候補にするのが良いだろう。

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【文:福本典明】

【了】

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