【天皇賞(秋)2026・敗戦の本質】1番人気クロワデュノールは、なぜ敗れたのか…ダノンデサイルの勝因も分析

11月1日(日)に行われたG1・天皇賞(秋)は、4番人気のダノンデサイルが勝利を飾った。一方で、1番人気に支持されたクロワデュノールなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
ダノンデサイル
着順:1着(4番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:7
今後の伸びしろ:8
ペースを握ると思われていたホウオウビスケッツやコスモキュランダを押さえて、レディネスが先手を主張した。
さらには外からリアライズシリウスも突いてきたことにより、先行勢はペース以上に息の入りにくい流れとなった。
ダノンデサイルは大外枠だったこともあり、序盤の位置どりは後方2〜3番手といつもよりさらに後ろのポジション。
ペース自体が極端に速かったわけではないため、直線入り口では一気に馬群が凝縮。枠なりに大外へと進路を求めていたこの馬は、労せず前との差を詰め、直線では豪快に突き抜けた。
ダービー馬だけに能力があるのはもちろんだが、この中間は明らかに負荷の高い稽古内容で攻めた仕上げをしてきていた。
次のジャパンカップを見据えるのではなく、秋の盾を全力で取りに来た安田翔伍厩舎の執念が掴んだ勝利であった。
クロワデュノール
着順:5着(1番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:10
今後の伸びしろ:9
上位入線馬の通過順だけを見れば、昨年のジャパンカップと同じような結果。前めにつけていた馬の中ではクロワデュノールが最先着の5着となった。
前半1000mは58秒8、後半1000mは57秒9。後半の方が速い後傾ラップであり、実力馬が揃った2000mのG1としては、決して極端に速い流れではなかった。
ただ、58秒8のペースにしては馬群が縦長にならなかったことが、先行勢総崩れの要因。馬群が密集したことで進路取りに苦しむ馬も多く、結果的に大外から豪快に伸びたダノンデサイルと、うまく外に進路を確保したネブラディスクがワンツーを決めた。
クロワデュノールにしても、力を出せなかったというより、単純に展開がかみ合わなかった印象が強い。
欠点の少ない点が長所であり、苦しい展開でも5着に踏ん張ったのはむしろ評価すべきだろう。
一度使って状態面もさらに上がってきそうなジャパンカップでは、パフォーマンスを上げてくる可能性も十分にある。


