今週の中央競馬は、秋の中山・中京開催の最終週となる。中山ではフィナーレを飾るG1スプリンターズステークス、中京ではシリウスステークスと重賞が2レース組まれている。

　29日(日)には、中山競馬場でスプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m)が行われる。注目は、前哨戦を制した2頭だ。
サトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)は函館SSとキーンランドCを連勝している。ここまで9戦7勝と底を見せておらず、良馬場に限れば6戦負けなし。一気に頂点まで駆け上がるポテンシャルを秘めている。
　セントウルSを勝利し、本番へ挑むのはトウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)。初のG2制覇を果たした勢いで、過去4回壁に跳ね返されてきたG1獲りに挑む。
その他にも昨年覇者のママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)や、春の高松宮記念を制したマッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)のG1タイトルホルダーも黙っていないだろうし、ビクターザウィナーとムゲンの香港馬2頭も参戦を予定している。
まさに国内外のトップスプリンターが一堂に会した、注目の一戦となる。

　また、28日(土)の中京競馬場では、シリウスステークス(GⅢ・ダ1900m)が行われる。
注目は、前走の三宮Sを7馬身差で圧勝したオメガギネス(牡4、美浦・大和田成厩舎)。G1フェブラリーSで1番人気に推されたほどのポテンシャルを秘め、そのG1での大敗を除けば全て3着以内。重賞未勝利ながらハンデ59キロと見込まれた印象はあるが、それさえこなせば重賞初制覇のチャンス。
その他にも、重賞制覇にあと一歩まで迫る惜敗が続いているハピ(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)や、昨年覇者のハギノアレグリアス(牡7、栗東・四位洋文厩舎)なども出走を予定している。

　地方競馬では、水曜日に日本テレビ盃(25日・ダ1800m)が行われ、ウシュバテソーロvsデルマソトガケという、海外でしのぎを削ってきた両馬の対決を船橋で見ることができる。
そして翌日の木曜日には、今年から3歳牝馬による戦いへとリニューアルされたマリーンカップ(26日・ダ1800m)が行われ、春の関東オークスを7馬身差で圧勝したアンデスビエントなどが出走を予定している。

■今週の注目レース

9/25(水)
日本テレビ盃(JpnⅡ・船橋)

9/26(木)
マリーンカップ(JpnⅢ・船橋)

9/28(土)
シリウスステークス(GⅢ・中京)

9/29(日)
スプリンターズステークス(GⅠ・中山)