今週の中央競馬は、東京・阪神・函館の3場開催。土日合わせて、7鞍の新馬戦が組まれている。土曜日の5RではG1馬ノームコアの二番目の仔ドリームコアがスタンバイするなど、注目馬が続々とデビューを控えている。中央競馬のPOGは2週目。今週末も見逃せないラインナップとなりそうだ。

今週の新馬戦

　土曜函館5R(芝1000m・12頭)の注目馬は、カイショー(牝、栗東・長谷川浩大厩舎、池添謙一騎手)。牝馬の早生まれということもあって仕上がりの良さが目立ち、追い切りでもスピードのあるところを見せている。スタートセンスも良く、現時点での完成度で他馬を一歩リード。

　土曜阪神5R(芝1200m・8頭)の注目馬は、マイオウンウェイ(牡、栗東・高野友和厩舎・松山弘平騎手)。母はシルクロードSを勝利しているアウィルアウェイ。その母も6月阪神デビューで新馬勝ちを飾っており、当然同馬にもその期待がかかる。気性の勝ったタイプで、いかにも初戦向きだ。

　土曜東京5R(芝1600m牝・11頭)の注目馬は、ドリームコア(牝、美浦・萩原清厩舎、D.レーン騎手)。母は国内外でG1・2勝のノームコア。ドリームコア自身も、コース・坂路ともに軽快な動きを見せている。追い切り時から見せているテンションの高さが実戦でどうかも、注目の初陣だ。

　土曜東京6R(芝1400m・10頭)の注目馬は、ミュージックレイン(牝、美浦・村田一誠厩舎、江田照男騎手)。父はダートで活躍した快速馬マテラスカイだが、この馬は素軽さのある動きで芝も問題なくこなせそう。セール出身馬らしく仕上がり早のタイプで、初戦でこそ狙いたくなる馬だ。

　日曜函館5R(芝1200m・9頭)の注目馬は、アニマレイ(牡、栗東・須貝尚介厩舎、佐々木大輔騎手)。半姉に紫苑Sを制したモリアーナがいるという血統馬。父がニューイヤーズデイに変わったことで、姉よりスピード寄りの印象。函館Wで5F70秒を切ってきた1週前追い切りだけ走れば、まず勝ち負け。

　日曜阪神5R(芝1800m・8頭)の注目馬は、ブラックコーラル(牡、栗東・清水久嗣厩舎、北村友一騎手)。素質馬が揃った一戦も、厩舎の先輩シュヴァリエローズなどに胸を借り、入念に乗り込んで仕上がり万全。同じようにレーベンスティールとの併せ馬を消化しているサレジオ(牡、美浦・田中博康厩舎、C.ルメール騎手)が強敵となりそう。

　日曜東京5R(芝1600m・10頭)の注目馬は、サトノワーグナー(牡、美浦・斎藤誠厩舎、横山琉人騎手)。母はフローラSを制したサトノワルキューレ。父のスピードと母のスタミナをバランス良く受け継ぎ、初仔ながら線の細い印象もない。追い切りでは、スピード感十分の走りで追走先着と、競馬センスの良さが窺える。

■今週の新馬戦スケジュール

【土曜函館】
5R(芝1000m・12頭)
【土曜阪神】
5R(芝1200m・8頭)
【土曜東京】
5R(芝1600m牝・11頭)
6R(芝1400m・10頭)
【日曜函館】
5R(芝1200m・9頭)
【日曜阪神】
5R(芝1800m・8頭)
【日曜東京】
5R(芝1600m・10頭)

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